アキュサイトクリーナーとは
冷却塔内に藻や細菌の発生、炭酸カルシウムの析出が見られる・・・
循環の吐出口に夾雑物が溜り、管が閉塞してしまう・・・
薬剤処理をすることによる錆が進行し、機器の寿命が縮まる・・・
電気代が嵩む・・・
このようなクーリングタワーの保全問題をノンケミカルで解決出来る方法はないか。
自らも製鉄所勤務時代に悩んだ経験を持つ開発者が研究を続けた結果
水質改善と節電を同時に実現出来る循環系水処理装置を開発致しました。
それがアキュサイトクリーナーです。
アキュサイトクリーナーの画期的な7つの特徴
【アキュサイトクリーナー】
1. 抗菌性を維持し、バクテリオフィルム(スライム)やレジオネラ菌等の増殖を抑制
セラミック触媒装置を投入した場合は、安定的に抗菌効果を示すのに比べ、
薬剤投入の場は抗菌効果が不安定です。
【セラミック触媒と殺菌剤の抗菌効果の違いを示すグラフ】
【スライムやレジオネラ菌等の増殖抑制原理】
セラミック触媒が、施設内の温熱循環水を還元方向に転換させることにより、好気性菌に対し抗菌力を持ち、同時に細菌の増殖を抑えると考えられます。 また、セラミック触媒に、純銅製の構造を併用することにより、水中に銅イオンを発生させ、細菌類の殺菌及び活動の抑制と同時に増殖のメカニズムを抑制し、藻の発生も同じメカニズムでコントロールされていると推定されます。 同様に、空気中の有機物の混入による、富栄養化(水質における腐食化)も細菌等に対する殺菌、抗菌機能と同様に制御され、水質の安定と濁度の改善にも大きく寄与することも目的としています。 セラミック触媒と純銅から発生する銅イオン(Cu²⁺)にて相乗効果で殺菌及び抗菌を可能にする設計です。
※導入施設の形態、状況により、厚生労働省の指導要綱で最低限の薬剤を使うケースがあります。
3. スケール及びスライムの除去・抑制・予防
以下は、セラミック触媒装置を稼働中の製造ラインに設置した際の効果を示す写真です。
設置時 |
設置後6ケ月経過 |
⇒ 炭酸カルシウムやシリカが溶解し抑制され、同時にレジオネラ菌等の細菌の増殖が抑制されます。 |
【炭酸カルシウム、シリカの形成抑制及び予防の比較を示すグラフ】
⇒ 炭酸カルシウム及びシリカの抑制及び予防は、
セラミック触媒装置も殺菌剤使用も同等の効果を示しています。
5. 循環水の排水が、再利用が可能です
【現状】
循環設備給湯システムにおいて、配管に付着するレジオネラ菌等を除去するために、高濃度の塩素(数10~数100ppm)を使用する場合がありました。実際にこの方法を用いて処理した場合、効果を優先したため、排水前のトリハロメタン類の数値は基準値の約20倍に達してしまうケースも報告されています。また、薬剤は一時的な効果で継続的ではないのです。
レジオネラ菌等の対策キーワード
※「スケール」「スライム」形成の抑制 と 抗菌効果 の 二元性
レジオネラ菌等が発生し易い施設に於いては、「スケール」「スライム」の形成を抑制して、
抗菌効果を持続的に保持することが、何よりも優先するのです。
震災以来、産業施設の廃水等に対する基準は、今後ますます厳しくなります。
6. エネルギーコストが既存の施設の場合約30%前後は、
コストカット・省エネ出来ます
セラミック触媒装置の導入による電力等の省エネコストについて
銅(Cu)と一般にスケールと呼ばれる炭酸カルシウムおよびシリカの熱伝導率を比較した結果を表に示します。
物質名 | 熱伝導率(W/mK) |
銅 | 400 |
軟鋼 | 70 |
炭酸カルシウムスケール | 0.6 |
シリカスケール | 0.3 |
炭酸カルシウムやシリカは熱伝導率が極端に低い物質で、温熱水システム装置の本来持つ能力は、熱伝導率が低い炭酸カルシウムやシリカや同様に低いスライムが熱交換器や配管内に付着することで、著しく低下します。スケール0.1mm = (消費電力 約110%) / スケール0.3mm = (消費電力 約130%)というレベルで本来の能力を失うとされます。スケール0.1mmの厚さは、新規に温熱水システム装置を導入した際に、初年度1年間にて積層する最低数値と云われています。
稼働中の温熱システム装置では、通常0.6mm前後でエネルギーロスの問題が製造現場にて俎上に乗るようです。
セラミック触媒装置導入による電力コストダウン例
ここで精密機器製造メーカーB社のセラミック触媒装置導入による電力コストダウンを例に挙げます。
この会社では、製造ラインに使用する冷却塔が、問題を抱えていました。
冷却塔も温熱水システム装置と同様に熱効率の低下が、エネルギー効率を悪くします。
スケール0.3mm = (消費電力 約130%)
冷却塔能力:800RT(冷却総量トン)
冷却塔関連消費電力:80kw
製造関連消費電力:980kw
電力料金:12円/kw
年間使用薬剤代金:90万円
年間稼働時間:2600h(10h/日×260日)
セラミック触媒装置導入費用:1200万円(15万円×80台)
⇒基本導入スペックは、10RT当たりセラミック触媒装置1台
但し、各案件の水質にて、導入スペックは異なります。
12円/kw×(80kw+980kw)×2600h×1.3=42,993,600円 ①式
セラミック触媒装置導入によりスケール、スライムが抑制されるため、熱効率が改善され
12円/kw×(80kw+980kw)×2600h=33,072,000円 ②式
①-②式=9,921,600円が省エネできます。
これに年間薬剤代金900,000円がコストカットされ、総計初年度10,821,600円のコストダウンになり、セラミック触媒装置のイニシャルコスト1,200万円は、約13カ月で償却できる。次年度以降電気料金が据え置きなら、毎年約992万円+90万円、5年間で約5,410万円の省エネおよびコストダウンが現実となります。